新体操への情熱とジェンダー平等への闘いを描いたマンガリーズ「Céüs!」。

5月9日、ベガ・デュプイ社(フランス)の新作オリジナル作品『Céüs!』が発売されました。新体操のチャンピオンであるフランス人アスリート、ペテロソン・セウスが、11歳で初めて経験するトレーニングから国際大会に上り詰めるまでを自伝的に語るストーリーです。

スポーツを題材にした「スラムダンク」など著名なマンガから多大な影響を受けたカルロス・モレノ(スペインのマンガ家)とワカイキ(日本のマンガ家)は、ペテロソン・セウスの新体操に注ぐ情熱と決意を見事に描き出しています。

現在、ペテロソン・セウスは、トップアスリートとしてのキャリアを続けながら、新体操の男性部門を創設し、その普及に努めています。

当社は、このシリーズのコンセプトを出版社デュピュイに提案し、2人のマンガ家を探し出し、全3巻の編集を監督しました。

第1話のフランス語版はこちら


Céüs !(セウス!)

シリーズ:1巻/3巻
出版:2025年5月~
版型:200ページ、白黒、180×130mm、右開き
ジャンル:スポーツ漫画、自伝漫画


あらすじ

郊外でシングルマザーに育てられた少年ペテルソン・セウスは、退屈で自分探しをしていました。ある日、彼はインターネットで新体操の動画を偶然見つけ、一瞬で魅了されます。ペテルソンは自宅でトレーニングを始めますが、母親は彼がボールと手作りクラブ(こん棒)で物を壊すのを見て困惑します。幸い、女子専用の新体操クラブに入会できたものの、クラブのメンバーからの反対や、新体操に適さない体格などの困難を乗り越えながら、自分の居場所を見つけ、スポーツで才能を発揮していきます。


Peterson CEUS ペテルソン・セウス

フランスの新体操チャンピオンであり、トップアスリートとしてのキャリアを続けながら、新体操の男子部門の創設と普及に努めています。

Carlos MORENO カルロス・モレノ

マンガ、特にスポーツマンガに情熱を注ぐスペインの若手作家。スペインでコミックのキャリアをスタートさせました。「Céüs!」は彼の初マンガシリーズで、原作、ネーム、作画を担当しています。

WAKAIKI ワカイキ

京都を拠点に活動するスペイン生まれの日本人マンガ家兼イラストレーター。マンガ「ヒーロー・マスク – 失われた記憶」(Line Manga刊)でデビュー。多様な文化と言語を駆使し、世界中で活躍しています。カルロス・モレノと一緒に「セウス!」の作画を担当しています。